テニス肘(外側上顆炎)の原因と当院の施術法
テニス肘とは?
腕や手に加わる繰り返しの刺激で肘関節の外側に腫れや痛みを生じる疾患のことを指します。特にテニスを行う際のバックハンドストロークを打つ際に衝撃により手に症状が見られやすいので、「テニス肘」と呼ばれます。テニス以外にもこの疾患はオーバーユース(使いすぎ)によっても発生するので家事を多く行う女性やPC作業など手先を使った細かい仕事などをする方に多く見られる傾向があります。タオルを絞ったり、手のひらを下に向けて重いものを持ったりする時などに肘の外側に痛みが強くなるといった特徴があります。

このようなお悩みはありませんか?
☑️ ものを持った時に肘の外側が痛む
☑️ タオルを絞るときに肘の外側が痛む
☑️ 手首や指を動かすと肘の外側が痛む
☑️ 肘がダル重い感じがする
☑️ 肘の曲げ伸ばしがしにくい
テニス肘の主な症状
- 肘の外側の痛み
- 肘の動きの制限
- 握力の低下
テニス肘の主な原因
1番の原因は「使いすぎ」であり、テニスのバックハンドを打った時に多いです。テニスの初心者やラケットなどを支える筋力の弱い40〜50歳の女性に好発します。バックハンドを打つ際の衝撃を手関節を上向きにそらす働きをする筋肉(特に短橈側手根伸筋)で対抗しようとするためその筋肉の起始部である肘の外側にストレスがかかり炎症や痛みが出てきます。
また、ゴルフやバドミントン、卓球など他のスポーツを行った時や、手をよく使う作業を行う人にも発症するので必ずしもテニスをしている人に発症するとは限りません。レントゲンやMRIなどの画像所見がないという特徴があり、痛みを誘発する徒手検査がテニス肘と他の疾患を見極めるポイントになります。
テニス肘かも?と思ったら
手首を押さえながら手の甲側に反った時に痛みが誘発される手関節伸展テスト(トムゼンテスト)や、中指を押さえた状態で中指を反らすと痛みが誘発される中指伸展テストを行い痛みが出た場合テニス肘である場合が多いです。テニス肘の主な原因筋である短橈側手根伸筋は肘の外側から中指の骨に付着するので中指に抵抗をかけて動かしてもらうことで筋肉が引き伸ばされ痛みが誘発されます。


当院のテニス肘に対するアプローチ方法
鹿児島市のまつもと石谷整骨院ではテニス肘の原因になっている前腕の筋肉の緊張を取り除くソフト整体を行います。痛みが強い場合は炎症が起きている可能性が高いため、微弱電流を流す物理療法治療器で炎症の緩和や腫れの抑制をしていきます。また肘の関節の骨のずれや筋肉のバランスを調整していくことで根本的な痛みをとっていきます。
痛みや炎症が落ち着いてきたら、テーピングを用いた固定やストレッチなどのセルフケアを指導します。症状が落ち着いてきた頃にセルフケアを行なってもらうことで再発しにくい状態を作っていきます。
